交流館のできるまで
『せせらぎの里こうら』では、建物やベンチなどに、町の木である“ケヤキ”が使われています。どっしりとした安定感と、温かいぬくもりを感じられる柱やベンチは、どこかホッとしますよね♪
ここでは、そんな建物のひとつである交流館の建物が出来るまでの過程を、写真付きで解りやすく簡単にご説明しています。
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胸高直径および長さを測定し、使用する原木に番号を表示します。
表示した番号は、立木調査票に示す部材として使用します。
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立ち木を切り倒すことです。極力、伐倒木を切り株に乗せた状態で、
原則として山側へ伐倒をします。
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伐倒後、枝払いをし、木の特徴に合わせ規定の寸法に切断して、
素材丸太にすることです。切断された丸太を「玉」と言います。

玉切りをした原木を搬出し、製材場に運搬します。
運搬後、製材を行うまでの間、一時保管をします。
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製材場に運搬した原木のうち、良質なものから選木します。
1回目は、規格寸法よりも大きめに製材を行います。2回目の製材は人工乾燥後のゆがみやねじれ等の変形を修正するために行います。
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製材場から乾燥場へ運搬した製材を人工乾燥で含水率20%以下に乾燥します。
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柱などに乾燥に伴う割れが生ずるのを防ぐため、裏になる側にあらかじめのこぎりで割れ目を入れておくことです。
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乾燥した製材を所定のサイズに仕上げ加工します。 こうして、いくつもの工程を経て、交流館に使われている柱の製材が出来上がっているのですね。『せせらぎの里こうら』にお越しの際は、ほんのちょっとだけ、その工程を思い出しながら、柱にそっと触れてみてください。温かい木のぬくもりに、心がじんわり癒されることと思います(^ー^)。
更新日:2021年06月30日