金銅密教法具
指定期日
昭和59年3月30日
建立年代
鎌倉時代
数
1式
説明
9世紀の初め、中国で仏教を学んだ二人の僧が帰ってきました。最澄は天台宗を、空海は真言宗を広めましたが、共に密教を伝えました。密教では護摩(ごま)を焚き、加持(かじ)・祈祷(きとう)が行われます。その時の道具が密教法具です。 法具は古代インドの武器などから転用されたもので、密教ではこの力を借りて心身を悩ます欲望を打ち砕いて仏の心と一体になろうと一心に祈ります。 西明寺の密教法具は9種類17口あります。これらは銅の鋳物にメッキがされ、デザインや形もすばらしく、技術も優れていることから、鎌倉時代に作られたものとされています。県下でもこれだけ揃っているのは珍しいといわれています。
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更新日:2021年06月30日