鍍金孔雀文説相筥(ときんくじゃくもんせっそうばこ)
指定期日
昭和32年8月26日
建立年代
平安時代
数
1口
説明
説相筥(せっそうばこ)は、居箱(すえばこ)も呼ばれ、寺院の法要の時などに使われる衣、法具、経典などを入れて、脇机に置く箱のことです。 箱は外側を薄い金銅板で覆い、長い方の横側には3個、短い方には2個の楕円形を作って、その中に金銅板を打ち出した孔雀一対を貼り付けています。その孔雀の下にそれぞれ格狭間(こうざま)の透かしを入れて変化をつけています。 この種類の説相筥は、比較的多いのですが、中でもこの説相筥は平安時代の優れたものです。 上部は花頭などの曲線、下部は椀形の装飾図案で須弥壇(しゃみだん)や石燈籠(いしどうろう)などに見られます。
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更新日:2021年06月30日