絹本著色十二天像

更新日:2021年06月30日

指定期日

昭和25年8月29日

建立年代

鎌倉時代

12幅

説明

十二天はインド古代のバラモン教の神で、仏教にとり入れられて、その守り神となりました。密教では上下や四方八方を守る神として祭られ、寺の法要の時にはこの像が境内や会場のまわりに並べて飾られました。 西明寺の十二天像は掛軸に仕立てられたもので、仏像のしきたりによって、鮮やかに色美しく絹地に描かれています。画像はそれぞれに力強い線で表され護法の意志の強く感じられる作品です。絵は小ぶりで頭光の火炎は形式化した点もあるので、鎌倉時代(1192~1338)の制作といわれています。大切に保存されてきた数少ない十二天像として貴重なものです。

注意

写真なし