勝楽寺四脚門
指定期日
平成3年6月1日
制作年代
室町時代
説明
勝楽寺(しょうらくじ)は佐々木道誉の建立した禅宗の寺として栄えますが、信長の焼き討ちや度々の火災にあいました。門は昔の面影を残す唯一の建物といわれています。 この門は真ん中にある二本の親柱の前後に控柱が四本ありますので、四脚門といいます。横から見ると、親柱が上の棟木まで届いて屋根を支えています。これは京都の建仁寺の勅使門と同じ様式で「禅宗様」といい、中国から伝えられた建築様式です。控柱の角が深く削り取られていることや梁の先の拳鼻こぶしばなも禅宗様の古い様式です。 垂木より上の屋根など新しい材料が使われていますが、多くの材料は古く、室町時代(1338~1573)後期の禅宗様の四脚門として重要な建築と言われています。
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更新日:2021年06月30日