勝楽寺境内墓石
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無縫塔(墓石)

指定期日
昭和63年3月25日
制作年代
室町時代
説明
勝楽寺(しょうらくじ)墓地の中央に苔むした佐々木道誉(ささきどうよ)の大きな墓塔があり、その後ろに卵形の塔が三つ並んでいます。真ん中が導誉が招いて開山とした雲海の墓で、その右が二代目、左が三代目の墓と言われます。このような卵形の塔を無縫塔(むほうとう)といい禅宗の僧の墓です。 勝楽寺の無縫塔は、八角形の基礎と竿(さお)の上に蓮花模様が美しく刻まれ、その上に卵形の塔身がのっています。真ん中の雲海の塔身は球に近く、右や左の塔身は球が長く変わっていきます。また彫刻の蓮花も細工が細かく弱々しくなっていきます。雲海の塔は南北朝時代の様式があり、それが次第に変わっていくことがわかります。
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更新日:2021年06月30日