八幡神社本殿

更新日:2021年06月30日

八幡神社本殿

指定期日

昭和48年11月20日

建立年代

江戸時代

1棟

説明

藤堂高虎(とうどうたかとら)の八代前の藤原三河守景盛が、応永年間(1394~1412)に京都石清水八幡宮からご神体をお迎えしたのが始まりと伝えています。 本殿は流造(ながれづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)で、鳩の彫刻の蟇股(かえるまた)や色美しい斗栱 (ときょう)などの様式や技術から、江戸時代(1603~1867)中頃より古い建築と言われています。現在、色が薄くなっていますが、創建時は、色鮮やかな社であったことが想像できます。 高虎が伊勢・伊賀など32万石余の大名になってからも氏神として敬い、代々の藤堂藩主も年々米50石を奉納するとともに、度々大修理されたことが棟札によってわかります。境内には、町指定天然記念物の藤や藤堂支藩奉納のいわれの書かれた手洗石があります。 斗拱:柱の上にあって、軒を支える部分 蟇股:桁を支えるために斗拱と斗拱の間に置かれていて、蛙が股を広げたような形からこの名があります。

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