便利で危険なインターネット よーく考えよう、書込・送信する前に!!

更新日:2022年09月01日

スマートフォンの普及で増加する人権侵害

 スマートフォンの普及によって、誰もが手軽にインターネットを利用できる便利な時代になりました。便利さの一方、インターネット上で起こる人権侵害事件がここ5年連続して過去最高件数を記録しています。(法務省の統計では平成29年は2217件)  

トラブル・問題の現状について 

・軽い気持ちで投稿した写真の背景や書き込んだ内容によって、学校や住所を特定され、知らないうちに個人情報が悪用されることがあります。 平成25年のストーカー殺害事件で元交際相手の男が女子高生の画像をネットに投稿し大きな事件となりました。この事件を教訓にして、平成26年11月、リベンジポルノ法が施行されました。 ・無断で写真や動画を撮影され、投稿され、肖像権やプライバシーが侵害されるという問題が生じています。 知り合いであっても、むやみに写真を撮ったり、無断で投稿しないようにしましょう。

子どもの行事や集合写真などの投稿には特に注意が必要です。

・インターネット上での差別書込みの反乱と「同和地区」所在地情報の掲載が問題となっています。  2016年鳥取ループ・示現舎は全国の同和地区一覧リストをインターネット上に公開し、「全国部落調査復刻版」の予約販売を開始しました。部落解放同盟の「出版差し止め」の仮処分申し立ての結果、出版差止となり、現在も裁判闘争が行われています。  

「デジタルタトゥー」って知っていますか?

 SNS(インターネット上の掲示板)は、仲間内だけでなく、全世界と繋がっています。一度掲載された情報は、簡単に複写、合成できてしまい、瞬く間に世界中に広まってしまいます。一度拡散した情報は完全に消すことは難しく、一生残ります。これを「デジタルタトゥー(機械の入れ墨)」と呼びます。  

マナーを守って利用しましょう

 ネット社会は、現実世界と繋がっているという認識を持つとともに、自分がしてほしくないことは、他人にもしないという心構えが大切です。軽い気持ちであっても、誤った情報を発信する事によって、深刻な人権上の問題に発展することがあり、その時あなたは被害者にも加害者にもなる可能性があります。  また、インターネット上には誤った情報も多く含まれています。こうした情報を鵜呑みにしないようにしましょう。  もし、トラブルに巻き込まれてしまったら、事態が深刻化する前に必ず相談しましょう。

お問い合わせ先

住民人権課人権政策係
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