おはなおどり
指定期日
昭和53年1月31日
建立年代
不詳
説明
犬上川の源の一つは多賀町にあり、御池岳の山頂近くにあるドリーネには、いつも水がある不思議さと、「お花」という女性の伝説(北落ちに住んでいたお花という美女がお池の神との約束を破り、死ぬ時「干ばつで困った時、御池を訪ねてほしい」といった伝説)が結びついて、御池岳が雨乞いの場となりました。 日照りが続くと、北落の有志が御池岳に登り、雨乞いの祈りを行い、踊りを奉納し、下山して、おみくじに出た日数だけ日吉神社に籠りました。満願の日、川原に出て神送りの踊りをした後、その足でお礼参りに御池岳に向かいました。雨が降らないとこれを何度も繰り返しました。 雨乞いの結果、雨が降った時の喜びは、格別で、御池の神である龍神さまにお礼の踊りを奉納しました。若者は、鉢巻をしめ、わらじ等で身を固め、胸には太鼓、背中にはホロをつけ幟を立てて踊りました。その外側で花傘をかぶり、アヤ竹(竹の筒に小豆を入れたもの)を振りながら子供が踊ります。これを「おはな踊り」といい、犬上ダム完成後、一時途絶えていましたが、区民の熱意が実を結び復活し、昭和53年、国の無形民俗文化財に選ばれました。
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更新日:2021年06月30日