西明寺宝塔

更新日:2021年06月30日

西明寺宝塔画像

指定期日

昭和35年2月9日

建立年代

鎌倉時代

1基

説明

本堂の右手から山を登り寺を見下ろすところに、苔むした塔があります。これは西明寺を開いた三修上人を供養する宝塔です。宝塔は基礎・塔身・笠・相輪(そうりん)からなる石造の塔で如法塔(にょほうとう)ともいいます。 西明寺の宝塔は三重の基礎石上に建つ花崗岩造りの完全な宝塔で、高さは2.15メートルあります。基礎石の格狭間(こうはざま)や屋根・相輪などに鎌倉時代(1192~1338)の特色が見られます。 塔身の扉の間に肉眼では見えにくいのですが「奉造立如法塔嘉元2年(1304)12月日大工平景吉」と刻まれています。宝塔の建立の明らかな鎌倉時代の代表的な宝塔です。