西明寺二天門
指定期日
明治44年4月17日
建立年代
室町時代
数
1棟
説明
西明寺の二天門には、現在扉がありません。これは昔、「門が建った頃、入口を守っている二王(本当は二天)さんが『おれがいるのに戸がいるか!』とどなって足で蹴飛ばしました。その戸は遠く西江州(湖西地方)まで飛んでいった」という伝説があります。 扉が付いていた丸柱をはじめ中央の四本の親柱の前後に合わせて8本の控柱がありますので、この門を八脚門といいます。柱の上には斗栱(ときょう)の二手先にてさきや横木の上に斜めに並んでいる支輪(しりん)などの飾りがあります。屋根は薄板を積み重ね竹釘でとめる柿葺(こけらぶき)という珍しい方法で葺いています。 応永14年(1407)に建てられたという記録の発見された朱塗りの古い門です。
更新日:2021年06月30日